複合キーというのは、業務システムでは珍しいことではないと思うのですが、サポート外というのはどういうことなのでしょう。
例えば、受発注システムでのお約束のDBテーブルとして、「伝票テーブル」と「伝票明細テーブル」というのがあると思います。
この2つのテーブルは親子関係であり、
「伝票テーブル」のPKは「伝票番号」
「伝票明細テーブル」のPKは複合キーで「伝票番号、明細番号」
リレーションキーは「伝票番号」
というのがありがちなものと思います(さらにいうと「伝票番号」は単純な通番ではなく、伝票の種別的な情報を埋め込む場合もあると思います)。
Ruby on Railsの考え方では、多分ですが、業務的に意味ある列(「伝票番号」「明細番号」)をPKにせず、Rails用の「id」列を設けてPKとするDB設計を想定しているのでしょう。
しかし、ある程度の規模になれば、伝票系のテーブルのレコード数は数百万件レベル以上になると思われ、そうなると、1つの列の追加(この場合、「伝票番号」「明細番号」にインデックスをはることになるので、その分も含めて)はストレージの設計にも影響が出ると思われます。
極端に言えば、Ruby on Railsを使うためのディスク容量は、Ruby on Railsを使わない場合と比較して、増量する可能性もあり、当然設備投資費用も増えます。
速度的な問題だけでなく、この辺についてもRuby on Railsは小規模システムの開発向けなのだろうなあと思いました。
まあ、第二印象といったところですが
