・感染症対策の専門家でない医師が新型コロナ対策についてコメントしますが、あくまで参考意見かなと。
⇒ 餅は餅屋でしょうし、ワクチンも治療薬もないウイルス相手なので、インフルエンザとは別物かと。
・ドイツと日本の致死率を比較するのは違うのかなと思います。
ドイツの致死率推移は以下のように上昇傾向となります。
3月17日 0.2%
3月24日 0.4%
3月30日 0.6%
そもそもステルス感染者がいるという状況の中で、感染者数(母数)は検査の仕方によって構成が
異なるので国家間での比較自体に意味がありません。
※中国やクルーズ船の報告からは致死率は1%程度となっています。医療崩壊が起きなければこのぐらい
に収斂するのかもしれません。
・「早期発見・早期治療」は、例えば結核などのワクチンが既にあるものについては常套手段ですが、
ニューヨーク州などは「早期発見・早期治療」路線ではなく日本タイプ(重症者の対応に力点をおく)
に切り替えています。
・「日本でコロナによる死者数が少ないのは、実は肺炎による死者数の中に紛れているのではないか説」について
こちらは安倍首相が3月28日の会見時に話していますね。その疑問は首相も考えて確認したところ、
亡くなった方の肺のCTスキャンでコロナによる肺炎の特徴があればPCR検査を行っているとのことだったので
この説は眉唾かと思われます。
2020年03月30日
2020年03月29日
トップ2%の天才が使っている「人を操る」最強の心理術
・ビジネスシーンにおける心理学的なテクニックの応用を軽く知りたい人におすすめ
・大脳辺縁系、脳幹の自動反応の扱い方を軽く知りたい人におすすめ
2020年03月22日
『さまざまな種類の臨床検体におけるSARS-CoV-2(コロナウイルス)の検出』について
※「ステルス感染」が新型コロナの爆発的流行を起こす 「検査、検査、検査」を呼びかけたWHOの波紋を参照しています。
Detection of SARS-CoV-2 in Different Types of Clinical Specimensという米国の医学雑誌へ中国から投稿された論文によるものです。論文自体の主旨はコロナ感染者において、色々な検体からPCRによりコロナウイルスが検出されまして、呼吸器系以外の組織にもウイルスが広がっているようだ、というものです。
その臨床の調査の中で、検体・感染者により検出できる/できないという結果が得られていまして、参照した記事ではこれをPCRの感度として引用していました。それによると、所謂「ドライブスルー方式」などで行われている「鼻ぬぐい液」や「喉ぬぐい液」を利用した検査では検出率が以下のようでしたということです。
鼻ぬぐい液:63%(5人/8人)
喉ぬぐい液:32%(126人/398人)
論文で「検体数が少ないパターンがある」と言われているとおり「鼻ぬぐい液」については微妙かもですね。
追試が行われて検体数が増えると「鼻ぬぐい液」のPCR検査の有用性がわかると思われます(さすがに63%では、検査をすり抜けてしまう可能性が高いですから)。
Detection of SARS-CoV-2 in Different Types of Clinical Specimensという米国の医学雑誌へ中国から投稿された論文によるものです。論文自体の主旨はコロナ感染者において、色々な検体からPCRによりコロナウイルスが検出されまして、呼吸器系以外の組織にもウイルスが広がっているようだ、というものです。
その臨床の調査の中で、検体・感染者により検出できる/できないという結果が得られていまして、参照した記事ではこれをPCRの感度として引用していました。それによると、所謂「ドライブスルー方式」などで行われている「鼻ぬぐい液」や「喉ぬぐい液」を利用した検査では検出率が以下のようでしたということです。
鼻ぬぐい液:63%(5人/8人)
喉ぬぐい液:32%(126人/398人)
論文で「検体数が少ないパターンがある」と言われているとおり「鼻ぬぐい液」については微妙かもですね。
追試が行われて検体数が増えると「鼻ぬぐい液」のPCR検査の有用性がわかると思われます(さすがに63%では、検査をすり抜けてしまう可能性が高いですから)。
『新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年3月20日版)』について
厚労省『新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年3月20日版)』によりますと、
PCR検査実施人数は全国で18,015件となっています(クルーズ船を除く)。統計学的には日本規模の人口であれば統計分析するには十分な数となります(前提として、現状の検査体制では基本的に「疑わしい人」が対象となるのでサンプル集団にバイアスが掛かっています)。
また、
新型コロナウイルス陽性者数とPCR検査実施人数(都道府県別)(2020年3月20日掲載分)(PDFファイル)によると、感染者数が0人もしくは少数の県についても、検査を行われた上での結果になっています。
また、
帰国者・接触者相談センターの相談件数等(都道府県別)(2020年3月20日掲載分)(PDFファイル)の中からピックアップしてみると、以下のような感じです。今のところは相談数や検査数と感染者数の間には相関関係は見られないようです。
広島県などは、
相談数=10,533件
帰国者・接触者外来受診患者数=293件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=293件
感染者数=1名
群馬県などは、
相談数=3,919件
帰国者・接触者外来受診患者数=219件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=125件
感染者数=10名
大阪府などは、
相談数=14,917件
帰国者・接触者外来受診患者数=785件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=624件
感染者数=102名
PCR検査実施人数は全国で18,015件となっています(クルーズ船を除く)。統計学的には日本規模の人口であれば統計分析するには十分な数となります(前提として、現状の検査体制では基本的に「疑わしい人」が対象となるのでサンプル集団にバイアスが掛かっています)。
また、
新型コロナウイルス陽性者数とPCR検査実施人数(都道府県別)(2020年3月20日掲載分)(PDFファイル)によると、感染者数が0人もしくは少数の県についても、検査を行われた上での結果になっています。
また、
帰国者・接触者相談センターの相談件数等(都道府県別)(2020年3月20日掲載分)(PDFファイル)の中からピックアップしてみると、以下のような感じです。今のところは相談数や検査数と感染者数の間には相関関係は見られないようです。
広島県などは、
相談数=10,533件
帰国者・接触者外来受診患者数=293件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=293件
感染者数=1名
群馬県などは、
相談数=3,919件
帰国者・接触者外来受診患者数=219件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=125件
感染者数=10名
大阪府などは、
相談数=14,917件
帰国者・接触者外来受診患者数=785件
帰国者・接触者外来PCR検査実施件数=624件
感染者数=102名
2020年03月21日
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
・目から鱗を落としたい人におすすめ
・チンパンジーを超えたい人におすすめ
・世界を正しく見たい人におすすめ
・世界を良い方向に変化させるのは一握りの人ではなく、全員一人ひとりの行動であることを知りたい人
2020年03月15日
新型コロナの日本の「致死率」は評価対象の項目にはならないでしょう
数値は切り口により色々な見せ方ができるもので、メディアなどは意味があるように
報じたりしますが、実際には評価できないものも含まれます。
例えば、新型コロナの日本の「致死率」ですが、現状母数となる感染者数は検査の間口の広さという
バイアスが掛かっているので、あまり信頼できる数値ではありません。
(これは新型コロナの特徴によるもので、そもそも検査対象にならない無症状や軽症の感染者が多くいるだろうということに起因しています。
もし、検査の間口を広げて無症状や軽症の感染者の検出数が増加すると「致死率」は低下すると推測できます。
ただし、無症状や軽症の人は病院以外での自己治癒にまかせて医療崩壊させないことが前提です)
そのため今時点で新型コロナの日本の「致死率」をどうこう言ってもしょうがないです。
注視すべきは「重症者数」「死者数」の増加傾向の方になるかと思います。
2020/03/28 追記
「日本はPCR検査を積極的に行わないので、新型肺炎の致死率が高い」は大間違い。において致死率の比較における誤りが指摘されていました。この記載内容の日本-韓国の致死率比較について同意で、母集団の性質が大きく異なるもの同士の比較は意味がありません。統計学の見識が無い、あるいは意図的に数値を曲解して伝える人達がいることに注意が必要です。
報じたりしますが、実際には評価できないものも含まれます。
例えば、新型コロナの日本の「致死率」ですが、現状母数となる感染者数は検査の間口の広さという
バイアスが掛かっているので、あまり信頼できる数値ではありません。
(これは新型コロナの特徴によるもので、そもそも検査対象にならない無症状や軽症の感染者が多くいるだろうということに起因しています。
もし、検査の間口を広げて無症状や軽症の感染者の検出数が増加すると「致死率」は低下すると推測できます。
ただし、無症状や軽症の人は病院以外での自己治癒にまかせて医療崩壊させないことが前提です)
そのため今時点で新型コロナの日本の「致死率」をどうこう言ってもしょうがないです。
注視すべきは「重症者数」「死者数」の増加傾向の方になるかと思います。
2020/03/28 追記
「日本はPCR検査を積極的に行わないので、新型肺炎の致死率が高い」は大間違い。において致死率の比較における誤りが指摘されていました。この記載内容の日本-韓国の致死率比較について同意で、母集団の性質が大きく異なるもの同士の比較は意味がありません。統計学の見識が無い、あるいは意図的に数値を曲解して伝える人達がいることに注意が必要です。
2020年03月14日
新型コロナウイルスは3日間滞留し空気中で3時間生存…弱点は湿度=米で報告書
新型コロナウイルスは3日間滞留し空気中で3時間生存…弱点は湿度=米で報告書
ということであれば、日本であれば4月、5月ぐらいから接触感染、空気感染(こちらは今のところ可能性が低いことになっていますが)のリスクが低下することが期待できるということになるかと思います。
飛沫感染だけのリスクであれば、今ほど感染は広がらなくなるのでは?と思います。
(記事に記載されているコロナウイルスの特性からすると、接触感染のリスクが高いように思えるため)
ただ、メディアに出る「専門家」はどうも最悪のケースを述べたがる節がある ― これは行政や一般市民等の警戒心を高めるための良かれと思っての善意の行動なのだと思いますが、、 − ので、この結果についてどのようなリアクションするのかわからないですが。
2020/03/28 追記
新型コロナ、夏に終息の公算小 高温多湿でも活発=欧州当局という報告がありました。ただ、「高温多湿でも活発」に関してはどのような調査をした結果なのかがわかりません。心理学的には、数値を添えた記事となっているアメリカの報告の方が信頼できると感じますが。。。
「東南アジアでも感染が広がっている」というマクロ的な視点だけの報告であれば、「そりゃ飛沫感染はするでしょうし、全く無くなることはないでしょうね。」と思うわけで。
その一方、弱点があることも明らかになった。それは湿度に弱いということだ。加湿器を使い、湿度50%でカ氏72度(セ氏22.22度)にすれば、ウイルスの活動が収まることが判明したという。
ということであれば、日本であれば4月、5月ぐらいから接触感染、空気感染(こちらは今のところ可能性が低いことになっていますが)のリスクが低下することが期待できるということになるかと思います。
飛沫感染だけのリスクであれば、今ほど感染は広がらなくなるのでは?と思います。
(記事に記載されているコロナウイルスの特性からすると、接触感染のリスクが高いように思えるため)
ただ、メディアに出る「専門家」はどうも最悪のケースを述べたがる節がある ― これは行政や一般市民等の警戒心を高めるための良かれと思っての善意の行動なのだと思いますが、、 − ので、この結果についてどのようなリアクションするのかわからないですが。
2020/03/28 追記
新型コロナ、夏に終息の公算小 高温多湿でも活発=欧州当局という報告がありました。ただ、「高温多湿でも活発」に関してはどのような調査をした結果なのかがわかりません。心理学的には、数値を添えた記事となっているアメリカの報告の方が信頼できると感じますが。。。
「東南アジアでも感染が広がっている」というマクロ的な視点だけの報告であれば、「そりゃ飛沫感染はするでしょうし、全く無くなることはないでしょうね。」と思うわけで。
2020年03月11日
自然災害の不条理との向き合いは、老若男女問わず当事者となるもの
こればかりは「大人が対応しておくから」というものではないのですよね。
2020年03月10日
サーキットブレイカー発動の翌日
サーキットブレイカー発動後というのは政府が慌てて対策を打ち出す
+
押し目買いを狙っている投資家がタイミングを得る
↓
株価反転
ということなのかなと思う今日このごろ。
+
押し目買いを狙っている投資家がタイミングを得る
↓
株価反転
ということなのかなと思う今日このごろ。
2020年03月09日
大事なのは検査数と陽性数と回復数の周知と思う
東洋経済 新型コロナウイルス国内感染の状況このような情報もありますが、
検査数が7000を超えており、統計的な意味を持つ数量になってきています。
(統計学的には日本1億3千万人を統計分析するには数万人の調査で十分)
状況を正しくとらえるのに必要なのは、都道府県別の検査数と陽性になる数、そして回復した人数
ではないかと思います。
北海道の検査数が一番多いように思えて、実は和歌山件などの方が多かったりするようです。
(検査数が多いから北海道の感染者数が多いという考えは間違い)
検査数が7000を超えており、統計的な意味を持つ数量になってきています。
(統計学的には日本1億3千万人を統計分析するには数万人の調査で十分)
状況を正しくとらえるのに必要なのは、都道府県別の検査数と陽性になる数、そして回復した人数
ではないかと思います。
北海道の検査数が一番多いように思えて、実は和歌山件などの方が多かったりするようです。
(検査数が多いから北海道の感染者数が多いという考えは間違い)
2020年03月07日
予測式の体温計で計ると平熱が36℃後半〜37℃になる件
最近、家の体温計として予測式の体温計を購入したのですが、
これまで実測式の体温計では36℃前半だった平熱が、予測式だと36℃後半〜37℃になります。
(体調的には熱っぽい感じは全くない)
あれ?と思って調べてみると、、
TERUMO 知っておきたい体温の話というのがあって、日本人の7割くらいは、体温が36.6℃から37.2℃の間とのこと、実測式の方では本当は10分ぐらい計らないといけないそうですが、これまでもっと短い時間で計っていた。。
目から鱗で、おそらくこれまでの人生で自分の体温は-0.5℃くらいとして誤認識を続けていました。
※だからコロナ関連の基準では「37.5℃以上」なんだなとわかりました。
これまで実測式の体温計では36℃前半だった平熱が、予測式だと36℃後半〜37℃になります。
(体調的には熱っぽい感じは全くない)
あれ?と思って調べてみると、、
TERUMO 知っておきたい体温の話というのがあって、日本人の7割くらいは、体温が36.6℃から37.2℃の間とのこと、実測式の方では本当は10分ぐらい計らないといけないそうですが、これまでもっと短い時間で計っていた。。
目から鱗で、おそらくこれまでの人生で自分の体温は-0.5℃くらいとして誤認識を続けていました。
※だからコロナ関連の基準では「37.5℃以上」なんだなとわかりました。
2020年03月06日
ニュースでコロナの国内感染者の表記にクルーズ船の分を含めるのはやめてほしい
国内の市中感染の程度を知りたいので、環境の前提が異なる船上での感染者数は合算しないでほしい。
また、やめてほしい理由はもう1つ、海外メディアなどが取材のため日本のニュースを見た場合に、
クルーズ船の分を合算した人数を市中感染の人数と勘違いして自国のニュースに流してしまい、
日本が誤解されるから。
実際にWHOのテドロス事務局長が、「中国以外でもっとも危険な4カ国(日本、韓国、イラン、イタリア)」
といったのは、クルーズ船の分を合算した人数を市中感染の人数と勘違いしていたことが原因と言われている。
↑については外務省から訂正の要求があったらしい。実際にWHOの最新のお知らせを見ると、以下のように
記載されていて、「3か国」は中国以外のTOP3(韓国、イラン、イタリア)でしょうから、一応見解は訂正
されたように読めます。
WHO Director-General's opening remarks at the media briefing on COVID-19 - 5 March 2020
日本メディアは、国内の視聴者だけを考えずに、文化圏が異なる海外メディアから見られていることを意識して誤解を生まないような報道を行なうように努力してほしい。
生まないように
また、やめてほしい理由はもう1つ、海外メディアなどが取材のため日本のニュースを見た場合に、
クルーズ船の分を合算した人数を市中感染の人数と勘違いして自国のニュースに流してしまい、
日本が誤解されるから。
実際にWHOのテドロス事務局長が、「中国以外でもっとも危険な4カ国(日本、韓国、イラン、イタリア)」
といったのは、クルーズ船の分を合算した人数を市中感染の人数と勘違いしていたことが原因と言われている。
↑については外務省から訂正の要求があったらしい。実際にWHOの最新のお知らせを見ると、以下のように
記載されていて、「3か国」は中国以外のTOP3(韓国、イラン、イタリア)でしょうから、一応見解は訂正
されたように読めます。
WHO Director-General's opening remarks at the media briefing on COVID-19 - 5 March 2020
Outside China, 2055 cases were reported in 33 countries. Around 80% of those cases continue to come from just three countries(中国以外では、33か国で2055例が報告されました。これらの症例の約80%は、たった3か国からのものです。).
日本メディアは、国内の視聴者だけを考えずに、文化圏が異なる海外メディアから見られていることを意識して誤解を生まないような報道を行なうように努力してほしい。
生まないように