2008年04月06日

人を亡くすといふこと

数年前に、自分のことを幼少のころから知っている人間を立て続けに亡くしたことがあります。

亡くなった人は、大往生という年齢だったので、どちらかというと”お疲れ様でした”という気持ちだったのですが。

葬儀の後、会社に出て仕事をしていると、自分の体にすごい違和感があります。体が思うように動かないのです。

「疲れ」とかではないのですよね。何か「心」というか「魂」的なところで部分的に喪失しているような感覚なのです。

しばらくして、元にもどりましたが、何がおきたのか考えてみると。。。

「私」を「私」たらしめるものは、もちろん私の記憶が主体になるのでしょうが、実は私のことを知っている人の「私に関する記憶」も、私を構成する一部なんだと思っています。

なので、私のことを幼少のころから知っている人間が亡くなると、その人間の持っていた「私に関する記憶」も失われてしまうわけでして、結果として私自身の一部を失ってしまうのと同義なのです。

昔に感じた喪失感は、そういうことなんだと思います。

昨日、幼少のころからお世話になっていた方の訃報が届きまして、そんなことを考えました。

posted by 台北猫々 at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記