2007年08月04日

失くしてしまった大切なもの

トムおじさんの本にプログラマに大切なことが書いてありました。

引用
「プログラマは皆、最高のものを開発したくて仕事をしているのです。」
「開発者たちはただコードを作る単純労働者ではありません。」

プログラマにとってのプライド(= 自尊心 or 職人魂)は、自分の頭を使って最高ものを作ることにあるということです。

ところが、IT業界に慢性化している短工期、低予算な状態は最低限の仕様を満たすのに精一杯で、高品質なものを作り出すには不十分なリソースであることがほとんどです。

品質よりも速さを求められ、結果納めるソフトはプログラマの自尊心を満たさない低品質なものになる。

稀になら、まだいいのかもしれませんが、毎回がそんな調子ではプログラマの心はどうなるでしょうか?きっと、プライドを失くして何も感じなくなってしまうのではないでしょうか?

プライドを失くしたプログラマは、まさにマシンのように淡々と低品質のソフトを作り出していくだけになるでしょう。

これは、IT業界にとって由々しき事態のはずです。この状態を打破するために先ず必要なことは、ソフトウエアシステムがどれだけ複雑なものかを認めることです。

そして、業界にはびこる現実逃避的なものの見方(「いざとなれば火事場の馬鹿力でなんとかなるだろう」など)を勇気を持って捨てることです。

それが、失くしてしまった大切なものを取り返すための第一歩になると思います。

posted by 台北猫々 at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記